学校法人山崎学園 富士見中学校高等学校

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武蔵野美術大学×富士見高校【デザイン思考】4時間目

高校1年美術選択者は、【デザイン思考】に関する授業に取り組んでいます。
この授業は高大連携プログラムとして、武蔵野美術大学デザイン・ラウンジおよび、造形構想学部クリエイティブイノベーション学科(以下、略称:CIと表記)にご協力いただいています。
詳しくは過去HP記事をご覧ください。
『武蔵野美術大学×富士見高校【デザイン思考】1時間目』
『武蔵野美術大学×富士見高校【デザイン思考】2時間目』
『武蔵野美術大学×富士見高校【デザイン思考】3時間目』

本時は、プロトタイプ制作を中心に行いました。各チームメンバーが出し合ったアイデアをマトリクス図で整理し、インサイトを叶えることのできるチームアイデアへ収束させていきました。その後、チームごとにプロトタイプを制作します。
プロトタイピングでは「アイデアの価値を確かめる」ために、アイデアを具現化していきます。ダーティプロトタイプとして短時間で素早く作り、「つくってためす」プロセスをスピーディーに行えるようにします。そこでの気付きや、他者に体験や使用してもらった上でのフィードバックを踏まえて、さらにアイデアを改良していくための思考や試作を繰り返します。

 写真にあるように、各チーム様々なやり方で自分達のアイデアを具現化していきました。
短時間でのプロトタイピングでしたが、メンバー全員で試行錯誤して具現化していく主体的な姿が見られました。まさに、武蔵野美術大学が大事にされる「見えない力(=単に絵を描く・ものをつくるということではなく、自分自身で観察・課題を見出すこと、何を乗り越えていくかを決めること)」に向き合う場面がそこにはありました。

 何をどのようにプロトタイプしていくことがアイデアを検証するのに適しているか、多くの対話が行われており、生徒達は「話し合う力」も発揮しながら活動します。ここから、プロトタイプを体験してもらい、「どこに課題があり、どうすればもっと良くなるのかというヒント」を集めてアイデアをステップアップさせていきます。次回はついに最終プレゼンです。プレゼンテーションでは、「やってきたことを振り返るという目的」もあります。自分達の学びをどのようにまとめて提案してくれるのか、生徒達のプレゼンテーションに期待しています。(美術科 杉原)