探究学習
探究プログラムは、「課題の設定」「情報の収集」「整理・分析」「まとめ・表現」「ふりかえり」を通じた学習で、学年ごとに1年間かけて取り組みます。そして、探究プログラムを通して、「自分と向き合う力」「人と向き合う力」「課題と向き合う力」といった17の力を6年間かけて育むことを目的としています。
中学3年間では、まず探究活動で活用する各スキルを高めることを第一目標とし、段階的に重点項目を決めて取り組みます。基本的に中1・中2はグループで、中3は個人で探究活動を行います。高校3年間では、中学で身につけたスキルを磨きながら、社会の課題を知り、自分の興味・関心を社会とつなげ、卒業後のキャリアにつなげていきます。
富士見「17の力」を育む
中1ではあらゆる場面で「問い」ながら考えます。中2では「調べる」を重点的に学びます。中1の「問う」を生かしながら、インターネットや本だけでなく様々な調べ方があることを経験します。中3では、中1・中2で培ってきた「問う」・「調べる」という力を土台とし、卒業研究を行います。自分の考えを他者へ「伝える」という経験を通して、論理的に考える力や自分の意見を形成する力を身につけます。
高1では、まず社会の課題を知るため、SDGsをテーマに探究活動を行います。SDGsを通して世界には様々な問題や課題があることを知り、自分に何ができるかを考え始めます。高2では社会の課題と自分の興味・関心をつなげて、自分のテーマを見つけ、深めます。そして最後にこれまでの取り組みの集大成として、「卒業論文」を執筆します。
探究プログラムは、フィールドワークや外部連携により、富士見の枠をとびだして、視野を広げることができるようになっています。こうした取り組みを通して、富士見での6年間で自分の未来を形づくります。