学校法人山崎学園 富士見中学校高等学校

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高1美術「高大連携デザイン教育プロジェクト⑥」

高校1年美術選択者は、高大連携デザイン教育プロジェクトとして、武蔵野美術大学造形構想学部クリエイティブイノベーション学科に連携協力をいただいて「デザイン思考」を通した学びに取り組んでいます。

6時間ご協力いただいた本プロジェクトも本日が最終日、振り返りを行いました。
この「デザイン思考」を通した学びの主体は「高校生」だけではなく「大学生」も主体でした。本校生徒がプロジェクトを通して「デザイン思考」を実践したように、大学生にとっても「デザイン思考」をプロトタイプしたのが本プロジェクトでした。
大学の先生がファシリテートされながら、大学生が自身のデザインしたプロジェクトを高校生の前で振り返ってくれました。その姿は、富士見の高校生にとって良きロールモデルであり、「デザイン思考を実践する」という「コト」を俯瞰・客観視する学びになりました。生徒たちは、大学生のデザイン活動を見ながら、自身の「デザイン」もメタ認知します。

また、生徒も簡易に「デザイン思考を用いた授業を発想するワーク」を行い、プロジェクトをデザインした側の心情や状況も「共感」しました。その後、大学生がもう一度プロジェクトをつくるならどうするか、新たなプロトタイプを生徒にプレゼンテーションしてくれました。

このプロジェクトは、生徒にとって「デザイン」や「デザイン思考」の理解を深めることが狙いです。最後に生徒たちは本プロジェクトを言語化しながら自分の理解を確認しました。
「デザインとはどのようなモノコトだと理解しましたか?」という問いに次のように語ってくれました。
「答えがない問いに自分なりの解決策、答えを見つけてよりよくしていく事」
「デザインとは暮らしをより良くするために必要な思考と創造」
「デザインは生活の中にありふれる思考をもとにできているモノだと理解した。大学生や大人が考えることではなく、もっと私たちに身近なモノだと感じた」
「ただ作る考えるのだけでなく課題を発見する一番元の部分が大切だと感じた」
振り返りの結果をみると、昨年度同様に生徒の「学びの満足度」の非常に高い活動となりました。私たち教員も様々な学びを得られたプロジェクトでした。(美術科 杉原)

高1美術「高大連携デザイン教育プロジェクト⑤」
本プロジェクトのプレスリリース
武蔵野美術大学造形構想学部クリエイティブイノベーション学科