高1美術「高大連携デザイン教育プロジェクト③」
2023年10月10日(火)
高校1年美術選択者は、高大連携デザイン教育プロジェクトとして、武蔵野美術大学造形構想学部クリエイティブイノベーション学科に連携協力をいただいて「デザイン思考」を通した学びに取り組んでいます。
本日から「学校でちょっと気になっていること」をテーマにデザイン思考を実践しています。
生徒達はお互いの気付きを出しあい、チームとして取り組む題材を見つけます。気になっていることから何かを発見するために、5W1H をきっかけにして具体的に考えました。
続けて、行動のプロセスを言葉にしてみます。行動の前と最中と後で起きているコトを書き出します。例えば「自動販売機を利用する時の混雑」が気になった場合、前では「購入列に並んでいる」、最中では「商品をみて選び購入している」、後では「商品を持って現地を立ち去る」となります。このように行動のプロセスを分けてみることで、どのプロセスの何が本質的な問題なのか、分析しやすくなります。
前に着目すれば「列での混雑」が問題ですが、最中に着目することで「その場で商品を選ぶこと」が混雑を引き起こす本質的な問題なのかもしれないと気付けるといった具合です。
また、実際に現地へ行ってリサーチも行いました。実際に行動観察を行うことで新たなモノコトに気付くことがあります。例の場合、「商品を持って現地を立ち去る」様子を行動観察すると、導線的に購入列とぶつかっていることに気付け、新たな問題を見つけることもできます。
生徒達は、大学生が準備してくれたワークシートを活用しながら、チームごとに「課題発見」を行い、リサーチを通して「インサイト(=洞察・本質を見抜くこと)」を深めました。
デザイン思考の「①さぐる、②きづく、③ひらめく、④つくる、⑤ためす」サイクルの 「①さぐる」と「②きづく」に取り組みました。
「高1美術 高大連携デザイン教育プロジェクト②」
本プロジェクトのプレスリリース
武蔵野美術大学造形構想学部クリエイティブイノベー
ション学科
授業外の時間では、大学などについて大学生から直接話を伺う機会も得られました。
これからの生徒の前向きな変容が楽しみです。(美術科:杉原)









