学校法人山崎学園 富士見中学校高等学校

西武池袋線中村橋駅徒歩3分 西武池袋線中村橋駅徒歩3分

農業体験と講義を通して「食」と国際社会を学びました

三井住友銀行様主催の農業体験学習に、中学3年生から高校1年生までの有志生徒15名が参加しました。
午前は茨城県つくば市の「オーガニックファームつくばの風有限会社(以下、つくばの風)」さんでの収穫体験、午後はJICA筑波を会場にした講義を通して、農業・フードロス・国際貢献について学ぶ一日となりました。
【午前:つくばの風さんでの収穫体験】
午前中は、「つくばの風」さんの畑にて、にんじんとちぢみほうれん草の収穫体験を行いました。
土から掘り出したにんじんは、まっすぐなものだけでなく、曲がったものや二股に分かれたものなどさまざまな形をしており、生徒たちは普段スーパーで目にする野菜との違いに驚いていました。
また、冬の寒さの中で育つちぢみほうれん草は、葉が厚くしっかりとしており、寒さに耐えながら甘みを増していることを実感しました。実際に手を動かして収穫することで、農業が自然条件の影響を大きく受けながら行われていることや、一つひとつの野菜に多くの手間がかかっていることを学びました。
【午後:JICA筑波で学ぶ農業・フードロス・国際貢献】
午後は、JICA筑波を会場に講義が行われました。
イーサポートリンク株式会社様からは、「食べ物を無駄にしない社会」をテーマに、フードロス(本来食べられるのに捨てられてしまう食品)の現状について説明がありました。農場や流通の段階でも、形や規格の違いによって食べられる野菜が廃棄されてしまう現実を知り、午前中の収穫体験と結びつけて考える機会となりました。
続いて、農研機構(NARO)様による講義では、露地野菜の生育を予測する研究について紹介がありました。天候の影響を大きく受ける農業において、収穫の適切なタイミングを予測することが、安定供給やフードロス削減につながることを、研究の視点から学びました。
さらに、JICA筑波という場ならではの内容として、農業分野における国際協力・国際貢献についても学びました。日本で培われた農業技術や知見が、世界各地での食料生産や人々の生活向上に役立てられていることを知り、農業が国内だけでなく国際社会とも深く結びついている分野であることを理解しました。
【体験を通して】
今回の体験を通して、生徒たちは、野菜が食卓に届くまでに多くの人の努力や工夫があること、そして農業がフードロスや環境問題、さらには国際貢献とも関わっていることを、実体験と講義の両面から学ぶことができました。
また、三井住友銀行様からは、社会貢献活動を含む社会的価値の創造の一環として本企画が実施されたことが紹介され、企業が社会課題に向き合いながら教育活動を支えている姿勢を知る機会ともなりました。
本校では今後も、有志生徒による体験型学習を通して、社会や世界とのつながりを考える力を育んでいきたいと考えています。開発部 中島