学校法人山崎学園 富士見中学校高等学校

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中3美術「キュレーション」

中学3年生は美術の授業で外部講師の川村一雄先生に連携していただき「キュレーション」について深めました。

この課題は美術史を通した鑑賞による学びのまとめになります。「キュレーション」とは情報を収集し編集して新たな意味や価値を提示することです。生徒達は2学期に各自の視点でアートを収集し編集して模擬企画展を提案します。

川村先生は武蔵野美術大学の芸術文化学科で専門的に学ばれ、現在は湘南ゼミナールで総合型選抜コースの責任者をされています。
先生はキュレーションを「分からないと向き合うこと」であり、「対話」であり、「他者理解」であると提起してくださいます。これはアートに限らず様々なモノコトにおいて大切であり、「キュレーション」を通して得る見方や考え方が汎用的なものであることも教えてくださいました。

生徒達は、①野球と釣りという二つの例示を多面的に捉えて共通点を見つける体験をしました。
また、②提示された9つのアートをチームで分担して調べて共有し、3つを選んでテーマで編集するワークを体験しました。
講師の先生も驚く、多角的な見方を示す班もいました。
各自のテーマでアートを「キュレーション」すべく「モノコトを多角的・多面的にみる」経験をしました。(美術科 杉原)