高2【体験学習3日目】
2023年05月11日(木)
体験学習3日目です。
高校2年生たちは宿泊地の広島県福山市から岡山県に移動しました。
本日はSDGs研修のために小豆島へフェリーで渡ります。
バスがそのまま乗り込める大きさのフェリーです。生徒たちは1時間弱の船旅を甲板や客室など思い思いの場所で過ごします。柔らかな風や渚を感じながら、瀬戸内海の穏やかな気候を体験しました。
研修コースは「移住」「漁業」「農業」「オリーブ」「島の福祉」「石の島」と6つのコースから各自選択、各コースとも各視点から小豆島についてや持続可能な未来の在り方について考えます。
例えば「移住」コースでは、島で主体的な取り組みをされている方々にファシリテーションしていただきながら、小豆島移住の現状や地方課題について考える体験をしました。
カードゲームを切り口に対話を行うスタイルでした。小チームごとにランダムで配られる複数枚のカードに条件が記されています。「人口の60%が高齢者」や「耕作放棄地がある」や「お米が特に美味しい」など書かれている条件から地域の実情を想定できるようになっています。
実情を踏まえた上で、課題をポジティブに変えながら、町のどのような魅力発信をしていくか、そのために外部からどのような人材に入ってもらいたいかをデザインする体験をしました。
最後に全チーム発表を行いましたが、どの班も短時間で具体的なアイデアをまとめていました。
架空の町でしたが、日本の地域に見られる実情によく似ていました。ソーシャルイノベーションをデザインする模擬体験が行えました。
SDGs研修の後は、フェリーで夕焼けの瀬戸内海を体験しました。心地よいひとときだったようで、豊かな時間でした。明日は最終日、美観地区「倉敷」を体験します。 (高2教員 杉原)