学校法人山崎学園 富士見中学校高等学校

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美術×社会【現代アート鑑賞】

高校1年生美術選択者は、アンディ・ウォーホルの『マリリン』を題材に鑑賞学習を行いました。
まず、作品との対話のみを通して『マリリン』を対話型鑑賞しました。
続けて、この作品が制作された『1960年代のアメリカ』に関するキーワードについて調べて各自リサーチを行いました。カウンターカルチャーやウーマンリブなど作品の解釈に繋がりそうだと自分が感じるモノコトの知識を得ていきます。
社会科の教員にも協力してもらい、まとめとして『1960年代のアメリカ』について解説してもらいました。分かりやすい解説や特別に作成してもらったプリントを参照して学びました。
新たに得た知識も踏まえながら『マリリン』を再度鑑賞します。小グループになり、お互いの解釈を共有、相互に見方が広がり深まったようです。

生徒の振り返りで「当時の社会背景を知ってから鑑賞をすることで、多角的にアートを鑑賞できました。」とか「社会の授業で得た知識を活かすことができて学ぶ意味を感じました。」というコメントが見られました。
また、「2つ目の鑑賞は、見方が深まっていたが、みんな似た解釈になっていた。最初の鑑賞の方が色々な解釈があり、多様性を感じられました。」という示唆に富んだコメントも見られました。(美術科 杉原)