学校法人山崎学園 富士見中学校高等学校

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中1美術【学外課題に取り組もう】デザイン

中学1年生は、美術の授業で「学外課題に取り組もう」に挑戦しています。本課題は、近隣にある練馬区立美術館からいただいた課題の解決に取り組む授業です。初回の授業は、美術館学芸員の方にZoomで授業参加していただき、課題提供していただきました。

課題は簡単に言うと「グッズ制作」です。しかし、美術館から得ているリサーチでは、いくつかの問題点やグッズ制作に意図されている狙いなどが読み取れ、ただ単にグッズを作れば課題が解決されるわけではなさそうです。

生徒たちはグループになり、課題にきちんと向き合うために、【問い】を出すところから始めています。
縦軸にターゲット、横軸にビジョン(そうなってほしい理想像)を出し、掛け合わされたマスに問いが生まれるマトリクスシートを活用して問い出しを行っています。ターゲットに「親についてきた小学生」、ビジョンに「また美術館へ来たくなる」とすると、交点にできる問いは「親についてきた小学生がまた美術館へ来たくなるには?」となります。
この場合は、【想定したターゲットがリピートしてくれる工夫を仕掛ける】ことがデザインの核になります。
出てくるアイデアもモノだけでなくコトのデザインなど課題解決のための柔軟なアイデアが見られました。
生徒相互の意見交換で次々に問いが掛け合わされて行きました。

ここからは、グループでのアイデア出し(発散)を経て、1つのアイデアを深める(収束)段階へ進んでいきます。
「社会に貢献する力」を発揮できるよう、生徒は様々な力を活かして課題に向き合っています。
(美術科 杉原)