学校法人山崎学園 富士見中学校高等学校

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高1 SDGs探究⑪

ジェンダー平等を実現しよう人や国の不平等をなくそう

高校1年生SDGs探究では、自分たちで課題をみつけて解決にむけてチームで活動しています。高1のすべての班が意気込みや報告をしますのでご覧ください。
  
目標10「 人や国の不平等をなくそう」5班
私たち5班は、目標10「人や国の不平等をなくそう」に関連して、SNS上における同和問題に着目して活動しています。グループワーク前に行った、個人でのフィールドワーク調査書をまとめる際、同和問題の具体的な事例として「SNS上での誹謗中傷」があることを知り、その防止に繋がるような取り組みをしようと決めました。まずはじめに、どんな場所で書き込みがあるのか、どれくらいの人がそれを目にしているのか、そもそも同和問題をどれほどの人が知っているのか、など世間から見たSNSにおける同和問題の実態を知るためにアンケートを実施しました。11月10日現在の時点で、162件の回答がありました。
このアンケートのうち、「部落差別を促すような書き込み、または同和問題に関する誹謗中傷を見たことはありますか」という設問に対し、「見たことはない」と回答した人が93.8%、「見たことがある」と回答した人が6.2%いました。また、回答者の大半(96.3%)が中高生でした。これらのことから、誹謗中傷に当たる書き込みは、私たちが気付きにくいところ、普段目にしないサイトなどに書き込まれることが多いのではないかと考えました。しかしまた、少ないとはいえ「見たことがある」と回答した人は確かに存在するので、誹謗中傷がないとは言えないと捉えました。より精度の高いデータを得られるように、今回、回答数の少なかった社会人の方からの回答を得られるように働きかけていきたいなと感じました。これから先の計画としては、引き続きアンケートの回答を集めつつ、そのデータをもとに実際にどのような書き込みがなされているのか自分たちの目で確かめたり、現在同じように同和問題に関して行動している方にお話を伺ってみようかと考えています。(目標10・5班)

目標5 「ジェンダー平等を実現しよう」5班
わたしたち、5班は「どうしたら日本においての男女格差の現状を理解してもらえるのか」ということをテーマに活動をしています。「ジェンダー平等」や「男女格差」という言葉を一度は聞いたことがある方が多いと思います。ですが、世界的に見て日本の立ち位置はどのような場所なのか、どのような課題が日本社会に存在しているのか、そのようなことについて考えたことのある方は少ないのではないかと考えました。そこで私たちは、多くの方に日本の男女格差について考えていただくために、このようなテーマにしました。アンケートを取り、どのくらい理解されているのかを把握し、結果を元に広める方法を考えています。また、ジェンダー平等のために活動をしている団体の方に「男女格差がなくなるために私たちができることはあるのか」「活動していて理解していただけているのか」ということを伺う予定です。(目標5・5班)

目標10 「人や国の不平等をなくそう」6班
私たちは「障害者雇用」について取り組んでいます。私たちは夏休みに調べてきたものが全く違っていたので身近な問題にしよう。という考えの下、この問題にしました。今、日本で定められている障害者雇用率は2.3%です。また身体障害者のほかに知的障害者、精神障害者なども対象の枠に広げられました。しかし元から法が存在しないアメリカや法を廃止したイギリスといった国ではこの法自体障害者差別に繋がるという考えからありません。このように障害者差別について私たち以外にどんな考えや意見があるのか気になりました。そのようなとき先日野口晃菜さん(インクルージョン研究者)と対話できる機会をいただきました。野口さんの話を聞き、改めて私たちが調べようとしている事柄の重要性や障害者に優しく接するとはどのような態度なのかを考えさせられました。この対話で得た情報や自分達で調べた情報を元に私たち6班は他の差別対策があるかを考えます。(目標10・6班)