学校法人山崎学園 富士見中学校高等学校

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高1 SDGs探究⑩

ジェンダー平等を実現しようつくる責任つかう責任陸の豊かさも守ろう

高校1年生SDGs探究では、自分たちで課題をみつけて解決にむけてチームで活動しています。高1のすべての班が意気込みや報告をしますのでご覧ください。
  
目標15「 陸の豊かさも守ろう」1班
私たち目標15の1班は「どうしたら地球温暖化に対する畜産業の負担を減らせるか」というのを考えました。また、環境破壊が進むにつれ、豊かな自然や豊富な生態系も、この地球から姿を消しました。人間の手によって破壊されたそれらは、人間が責任を持って修復していくべきです。私達は環境問題に対しての意識を変え、周囲の人に行動を促すことが大切だと考え、それを実現していく為に活動をしています。まずは、代替肉である大豆ミートに着目して実際に食べ比べをしてみました。味の濃い料理や煮込み料理に取り入れたところ、想像していたよりも違和感がなく美味しく食べることができました。9日には、環境省の方々にオンラインにて環境についての質問させて頂いたり、ご意見をお伺いすることができました。新たな視点から環境問題という課題を見る事ができ、とても充実した時間となりました。そして、13日には日の出町に行きとうきょう林業サポート隊の方々と枝打ちを行いました。20メートルもの木に登りとても貴重な経験になりました。最後に、陸の豊かさを守ると聞くと抽象的で身近に感じないと思いますが、ひとりひとりの小さな意識が大きな変化をもたらすことができます。例えば、日々の食事の一品に大豆ミートを取り入れてみたり、植林活動に参加してみたりとできることはたくさんあります。
是非、一度環境問題に目を向けてみてください。(目標15・1班)

目標12「 つくる責任つかう責任」3班
私たち目標12「つくる責任つかう責任」の3班は、夏休み明けに各自で調べたレポートを共有しました。食品ロスや過剰包装など様々なロスがある中でも、特にファションロスについて調べています。現在、1日あたりに処分される衣服の総量平均は1300tです。tという単位は日常では、あまり耳にすることがなくイメージしづらいと思います。そこで、まずはファションロスの深刻さを知ってもらうことが必要だと思っています。自分事として捉え、ファションロスを減らすためにできることをポスターにまとめました。親や富士見生、先生方などたくさんの方にもアンケートをとっています。意外とできそうだけれど、普段意識しないことばかりです。自分たちでも、これから意識して実践していこうと思います。今後はアンケートの結果から、今までファションロスについて知らなかった人でも興味を持ってもらえるような取り組みを考えていきたいと思います。(目標12・3班)

目標5「ジェンダー平等を実現しよう」6班
私たち6班は、SDGsの17の目標のうちの目標5、「ジェンダー平等を実現しよう」をテーマに、なかでも企業に着目して活動しています。昔、世界では「男性は仕事をするために外に出て、女性は内で家事をする」という固定概念がありました。今でこそその考え方は薄らぎつつありますが、それでも日本のジェンダーギャップ指数(男女の格差の大きさを国別に比較した値)は、調査対象の156ヶ国のうち、120位ととても低いです。そこで私たちは、「男性の育児休暇取得の推進」や「社内に託児スペース設置」など、女性が社会に進出しやすくなるような取り組みを行なっている企業を調べています。また、今後はアンケートなどで、身近な人の職場が行なっている取り組みをインタビューする予定です。私たちだけでどうにかなる問題ではありませんが、まずは現状を知り、解決に向かうように行動したいと思います。(目標5・6班)

写真は実際に目標15「 陸の豊かさも守ろう」1班の生徒が体験したボランティアの様子です。