学校法人山崎学園 富士見中学校高等学校

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中1 美術×英語 「家族へ贈る絵」

中学1年生では、1学期に美術と英語の教科横断型授業を実施しました。「家族」をテーマに、美術では“贈る絵”を制作し、英語ではその絵に描いた家族について紹介するスピーキング活動を行いました。
美術の授業では、「家族へ贈る絵」と題し、大切な人を思い浮かべながら絵を描く課題に取り組みました。単に絵画の技術を学ぶだけではなく、モデルとなる家族に思いを寄せること、絵を贈るという行為を通して感謝や愛情を形にすることを大切にしました。絵の中で誰をどのように描くか、どんな構図や色使いにするか、試行錯誤を重ねながら「その人らしさ」を表現しようとする生徒たちの姿が印象的でした。
この作品は完成後、校内の廊下に掲示されました。そこを通りかかった英語担当の教員が「この絵に描かれている人について、もっと知ってみたい」と感じたことをきっかけに、美術と英語のコラボレーションが始まりました。
英語の授業で自分の家族について発表する場面では、少し緊張しながらも、生徒たちは自分の言葉で、大切な家族のことを話していました。ある生徒は「This is my brother. He can play games well. He’s good at playing soccer, too. He is noisy, but he is sometimes cute. We often play games together.」と立派に発表してくれました。家族への思いや日常の関わりがにじむ発表に、英語のスキル以上の豊かさが感じられる瞬間でした。教科は異なっていても、その根底には「伝える力」が共通していることを実感してくれていると嬉しく感じます。今後も、生徒たちが自分の考えや気持ち、身近な人への思いを、多様な方法で表現し、伝えていく力を育んでいけるような学びの機会を大切にしていきたいと思います。   (入試広報部 光武)