学校法人山崎学園 富士見中学校高等学校

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高1美術「表現探究」

高校1年生は美術選択授業で「表現探究」を行いました。
1学期はアート領域を中心に「表現とは?」について感じ考えます。
モチーフをリンゴとし、色々な視点でモチーフ(対象)を捉えることから始めました。リンゴを「形」や「色」や「イメージ」や「材質」といった視点からみるのはもちろんのこと、「音」や「産地」や「重さ」や「物語」など異なる領域も含めどういう視点でみうることができるか考えました。そこから、それぞれの見方に特化して「表現」を行います。

また、自分が気になるアートをリサーチし、その作者の見方・考え方になりきって対象を表現する活動も行いました。リンゴを多面的に表す人、樹になっているリンゴを表す人、分解されたリンゴを表す人など、様々な表現が出そろい、相互鑑賞しながら「表現」について感じ考えました。
リンゴを例にしながら、同じ対象や事象でもお互いが見えているモノコトは同じではないということが再認識できたようです。

最後に学びのまとめとして、自分なりの見方・考え方でリンゴを表現し、自分の言葉で「表現とは?」に答えました。
「数式は美しい」と、表面積という見方で数式を使った表現や、「こういうやり方もありますね」と、起伏という見方で等高線を使った表現」など様々な展開がみられました。(美術科 杉原)