深沢潮さんオンライン講座
2021年10月19日(火)
高校2年生の現代社会では「富士見 Diversity Weekを開催しよう!」というプロジェクト型授業を行っています。「富士見Diversity Week」は、多様性について考える校内キャンペーンで、2019年より毎年行っています。今年度は、授業外で当事者や当事者と関わる人と出会い対話するオンライン特別講座(定員20名)を設けました。
10月12日の第2回は、作家の深沢潮さん。深沢さんの作品『緑と赤』(小学館文庫)は、授業の中で、一部分を読み、多くの生徒の関心を引きました。当日は、「差別と向き合う」というテーマでお話しいただいた後、生徒たちからの積極的な質問をもとに対話はすすみました。
参加した生徒の一部のふりかえりより。
「『緑と赤』や深沢さんのお話から、在日コリアンの方が直面してきた差別や自分に何が出来るのかを学びました。差別についてモヤモヤすることも多かったのですが、まずは知る努力をしていきたいと思います。」
「深沢さんと話し、「どんなきっかけでも差別と戦うことは大事」と思うようになりました。これから深沢さんの他の作品も読んでみようと思います。」
「『緑と赤』本当に読みやすくて、わかりやすくて、物語として面白いのにとても考えさせられるお話でした。家で私が『緑と赤』を読んでいたら、親も『緑と赤』を読みはじめて、親と一緒に在日コリアンに関して考えるきっかけにもなりました。」
(社会科 三浦 図書 宗)

