学校法人山崎学園 富士見中学校高等学校

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中1 美術 ブラインドトーク

中学1年生は美術の授業でブラインドトークを行いました。
これは、鑑賞の取り組みの一つで、「みる」ことに焦点を当てた鑑賞方法です。
ペアで、一人がブラインド役(目を閉じて想像します)、もう一人がガイド役(作品をみながら相手が作品を想像できるように言葉で導きます)になりトークしながら鑑賞します。
一定時間ガイドしてもらった後に、目を開けて作品をみると「あぁ、そういう事!!」という声や「これかぁ!」といった反応がありました。
ガイドが伝えてくれた言葉と照らし合わせるべく、作品をいつもよりじっくりみている様子が見られました。
ガイド役が「家」と言っても、受け手は同じ「家」を想像するとは限りません。言葉で伝える難しさや自分の言語量を見直す場面にもなったようです。同時にビジュアルコミュニケーションが持つ情報伝達のスムーズさも実感したようでした。

このペアワーク後に、「感じる(考える)」ことを大事にしながら対話型鑑賞を行いました。
全体で共有する前に、iPadで超高画質画像を使って細部まで鑑賞しながら「自分なりの感じ方(考え方)」をまとめました。
ちなみに、ブラインドトークで活用したアートカードは、本校校内に常設展示されている作品たちを用いました。
当たり前になって気付かなくなっている校内の作品に目を向けるきっかけになってくれればとも思います。(美術科 杉原)