学校法人山崎学園 富士見中学校高等学校

受験生の方へ在校生・保護者の方へ卒業生の方へ

学びの履歴書に向けて〜先輩からのメッセージ①

今年の春に富士見を卒業した宮島凛さんのコラムをこれから全3回で紹介していきたいと思います。
宮島さんは、富士見では中高ともに生徒会長を務め、自主活動にも積極的に参加してきた一人です。さらにこの経験を自分の進路(大学・社会)に繋げて考えていこうとしている先輩でもあります。
休校中の生徒のみなさんにも、「休校中だからこそできること、考えられること」に向き合ってほしいと思います。このコラムが少しでも「学びの履歴書」に向かう意欲になってもらえれば幸いです。(高2探究 岩堀)

【富士見で夢中になったこと】
中学・高校で夢中になったことは、中1~高3まで6年間続けてきた生徒会活動です。高校生徒会長を務めていた時には、一部の生徒だけでなく全員が主体となって活動できる「生徒主体の学校づくり」を目標に活動していました。
生徒主体とは、一人一人が「自分が学校を変える(つくる)主体である」という意識を持って、能動的に活動していることです。全ての生徒が生き生きと夢や目標に向かって活動し、友達や先輩・後輩との交流の中で自分の可能性を広げていけるような学校を「生徒会活動」からつくりたいと考え、様々な取り組みを行いました。在校生の皆さんは知っている人も多いと思いますが、具体的には「アイディアペーパー」(公開型の目安箱で生徒会役員が返事をして掲示するもの)、「公開会議」(学校運営について話し合うための誰でも参加可能な会議)、「自主活動のガイドライン」(学校内で学びのある文化的な自主活動を企画・運営するためのガイドライン)などがあります。こうした活動が評価され、一般社団法人生徒会活動支援協会が実施する「日本生徒会大賞2019」において学校の部で「日本生徒会大賞2019」を受賞することができました。
私は生徒会活動に視点を当てて、「生徒一人一人の主体性を育む生徒会活動の在り方」をテーマに探究をしました。(みなさん「生徒会活動」と聞くと生徒会役員を想像すると思いますが、本来は全校生徒を対象にした活動なので、主体性を育む場としてはぴったりです!)生徒会活動はもちろん、富士見での様々な経験をもとに大学では教育学を広い視点から学びたいと思っています。

写真左→富士見公開会議の様子
写真右→校内に設置されたアイディアペーパー