学校法人山崎学園 富士見中学校高等学校

受験生の方へ在校生・保護者の方へ卒業生の方へ

東京農工大学GIYSEプログラム発表会

 2月16日に東京農工大学にてGIYSEプログラムの発表会がありました。

本校からは高1が1名,高2が1名の合計2名が参加しました。

以下二人の生徒の感想です。                        (文責 上野)

 

私はこれまで計4回のGIYSEプログラムに取り組んできました。今回はその集大成として,英語でのポスターセッションを行いました。GIYSEとはGlobal Innovation program for Young Scientists and Engineersの略称で東京農工大学が主催するプログラムです。

今回は宿泊研修であったため,前日の昼夜併せて3時間程度でポスターと原稿を仕上げました。留学生である Teaching Assistant の力を借りて,班のメンバーと協力して仕上げることができました。とても貴重な経験が出来たと思います。(高1)

私は、国⽴東京農⼯⼤学の「GIYSE プログラム」という取り組みに⾼1から2年間参加しました。「GIYSE プログラム」とは、国が推進する科学技術振興機構の事業「グローバルサイエンスキャンパス」で、「⾼校⽣を将来の卓越した研究者に養成する」ことを⽬的としたプログラムです。

参加のきっかけは、中学3年時の卒業研究です。塩麹や⽢酒などで有名な「糀(こうじ)」をテーマに制作しましたが、⾊々と調べていくうちに、⾷品や⽣き物の研究にとても興味を持ちました。もともと研究者になりたいなと漠然と思っていましたが、卒業研究を機に、その思いが⼤きくなり応募しました。

このプログラムは、第 1 次選考「クラスステージ」と第 2 次選考「ラボステージ」の 2 段階に分かれています。第 1 次選考は全国からの 200 名超の応募者の中から 40 名が選抜されました。その中に私も⼊れていただき本当に驚きましたが、とても光栄でした。クラスステージでは、科学者としての基本的な⼼構えや知識に関する講義を受講し、研究への基礎⼒を⾝につけました。課外授業や英会話のレッスン、⼤学院の留学⽣の⽅々との交流などもあり、⼤変貴重な経験をさせていただきました。

⾼2になり、その 40 名からさらに 15 名が選抜されてラボステージに進みました。ラボステージでは、実際に⼤学内の研究室に通いながらの実験がスタートしました。私の研究室では、私を含め 4 名のラボ⽣と⼀緒に「菌」の研究や実験を⾏いました。農⼯⼤の素晴らしい教授陣や院⽣の⽅々から直接ご指導をいただき、本当に有意義で楽しい時間を過ごしました。

そして昨年 11 ⽉には、その成果を発表する機会をいただき、⽂部科学省の科学技術振興機構が主催する「グローバルサイエンスキャンパス全国受講⽣研究発表会」に参加。全国のプログラム実施校の様々な発表を聞くことが出来ました。どの研究も⼤変興味深く「全国にはこんなにも凄い⼈たちがいる。私も頑張りたい」と感じ、⾃分の将来の展望を考える良い機会となりました。

今年 2 ⽉に最後の研究発表会があり、修了式も無事に終えましたが、今も個⼈的に東京農⼯⼤学に通って研究させていただいております。今後も様々なことに積極的にチャレンジしていきたいです。(高2)