学校法人山崎学園 富士見中学校高等学校

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東北復興studyツアー2日目

東北復興studyツアーは2日目をむかえました。
民泊のお別れ式を行いました。
対面式の際は向かい合っての会でしたが、今日は民家さんと生徒が自然と入り混じり、距離が近付いたことが感じられました。
式の中で民家代表の方が「海岸に行った際に生徒がゴミを自主的に拾っていた。素晴らしい生徒だと感じた。よい教育をされているのですね。」というお話をしてくださいました。
生徒をしっかり見てくださっていたことへの感謝で胸が熱くなりました。
短い時間でしたが、本校生徒を孫の様にして受け入れてくださりありがとうございました。


続いて陸前高田の松原でボランティアを行いました。
植樹された松の周りの雑草抜きを行う、松の保全活動ボランティアです。
奇跡の一本松として有名になりましたが、元々、日本有数の松原であり、人々の生活を守ってきた松原。震災で一本を残し全て流されてしまいました。「高田松原を守る会」の皆さんが松原再生を目指して、松苗の植樹・保全を進められています。

鎌を片手に一生懸命に雑草抜きを行いました。
写真のように根の深い雑草も抜きました。


ついで、陸前高田のお母さん達と料理体験を通した交流を行いました。
巻き寿司、けんちん汁、なますを作りました。始めて作った生徒も多くいたようです。
被災経験をなさっている方もおられ、交流活動を通じて少しでも楽しい時間を過ごしていただけていればよいなと願っています。生徒達もまた1つ学びを得させていただきました。
教員も巻き寿司体験しました!


活動場所を宮城県の気仙沼に移し、気仙沼プラザホテルの方から講話を伺いました。
震災当時の様子や、その後のホテルが果たした役割、犠牲者が多かった原因など、震災を経験なさった方の生のお話をお聞きしました。
「今回見聞きした事を、大変だったんだなで終わらせず、ぜひ帰った後に伝えてほしいし、何が出来るか考えてほしい」とお話しいただき、自然災害を他人事として捉えず「自分事」として考えるという姿勢を強調してくださいました。生徒達はメモしながら熱心に聞いていました。

夜はそのままホテルでお世話になり、気仙沼でとれたおいしいお刺身をいただきました。
夕食後には、高校生有志の提案でフィールドバックの時間を設けました。各民泊先で伺ったお話しを共有しました。自分の得たことを熱心に語り合う様子が見られ、学びの深い時間になりました。(生徒会 杉原)