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各教科の取り組み

英語科

 

英語は積み重ねが大事な教科です。そのために富士見では小テストや宿題などを課すことで勉強を継続しやすい環境を作り、さらに英検へのチャレンジや習得単語数の目標を掲げて、着実な実力アップを図っています。語学を通して異文化への理解を深め、外国人教員による授業でコミュニケーション能力を高めていき、大学受験など将来自分が希望する進路が実現できるような学力をつけます。

 

多読( E x t e n s i v e R e a d i n g )

たくさんの英文に触れることができるよう、英語を聞きながら読むことができるRaz-kidsを利用しています。英文を読む楽しみを味わうだけでなく、教科書や単語集だけでは学ぶことができない表現を知るよい機会になっています。また、図書館などにさまざまなレベルの英語の本を用意しており、読書を通してたくさんの英文に触れることを勧めています。

 

英語のスピーチ

ネイティブスピーカーによる授業は、中1〜中3と高1、高3で行われます。英会話の授業では、スピーキングテストを行っています。英語を習いたての中1は、自己紹介や家族紹介からはじめ、さらに自分の書いた絵を簡単な英語で説明することまでやります。その後、学年が上がるに従ってテーマも難しくなり、いろいろな表現を身に付けていきます。クラスメイトの前で自分の考えを英語で述べることは、自分の自信につながり、またクラスメイトの話す英語を聞くことも大きな刺激となっています。また放課後には、中3・高1・2の希望者を対象とした英会話教室も開講しています。

 

英検やG T E C にチャレンジ

富士見では、大学受験で求められる学力だけにとどまらず、生徒たちが将来社会に出たとき、実際に役立つ英語力を養うことにも力を入れています。まず生徒全員が受けるのが英検。中1は5級からスタートし、到達度に応じてどんどん上級をめざします。卒業までに2級を取得する生徒が年々増えています。また、英語コミュニケーション能力テストであるGTEC for STUDENTSは、英語の4技能の到達度を測ると共に、学習の振り返りと次の目標設定に活用。学習の動機付けに結びつけています。

 

数学科

 

中学に入ったばかりの生徒たちの多くが、「数学が好き」「楽しい」と言います。その気持ちを大切にし、かつ持続するためには、「わかった!」という実感のある学びが大切です。そこで富士見では、6年一貫教育を生かして、中学・高校の学習内容を並べ替え、スムーズな理解を図る授業を展開。中学では基礎の徹底、高校では応用力の育成に努めます。

 

少人数制授業

高校の先取りが始まる中3の代数の授業は、きめ細かな指導が必要です。そこで2クラスを3分割し、少人数習熟度別授業を実施しています。これにより授業中の生徒や小テスト、宿題の提出物のチェックなどに教員の目が行き届き、一人ひとりへのきめ細やかな指導が実現しています。

 

数学補習

中学では、授業内容・進度に遅れがちな生徒に対して、指名制の補習を行っています。ていねいな指導で、すべての生徒が自信を持って積極的に授業に参加できることをめざしています。なかでも中3では、高校数学の授業内容をしっかりと理解し、基礎を確実に身に付けた上で次へと進んでいけるよう、教員2名体制での指導を展開。数学に対する苦手意識が芽生てしまう前に、「わかる・楽しい」と感じる体験を多く与え、数学に親しむ姿勢を育みます。

 

コンピュータを使った関数の学習

中3の1学期後半は、高校課程の先取りとして「2次関数」の学習に入ります。授業はコンピュータ教室でひとり1台のパソコンを使い、関数を視覚的に楽しく学べるソフトを活用して進めています。2次関数の係数・定数を生徒自身が設定し、数式の変化と図形の変化を自分の目で確認しながら、ゲーム感覚で学んでいきます。高2でもコンピュータを使った授業を実施。関数の軌跡と領域に関して、数式を視覚的にとらえて、理解度を深めています。

 

国語科

 

文学や論説・新聞・文献など多くの文章に触れながら、人間について深く考察していく[国語]と、日本語の独特の構造を理解し、文法や用語の基礎を学ぶ[総合国語]。この2つを車の両輪として、知的活動の基本となる「読む・話す・聞く・書く」能力を身に付けていきます。また漢字検定の目標を定めて日々の努力を促すとともに、表現指導にも力を入れています。

 

表現学習

中学時代は行事ごとに年間6〜9本の作文を書き、文章で表現する力を育てることに積極的に取り組んでいます。また、中1から添削指導を導入。文章の正しい書き方を習得するとともに、表現することを通して深い思考力を養い、大学受験で通用する国語力を培っていきます。文学の力と、それを受け取る生徒の間に立つ教員が、さまざまな示唆を与えながら、個々の独創的な発想を引き出し、活気ある表現学習が実現しています。

 

百人一首大会

中1・中2では、定期テストごとに百人一首を10首ずつ出題し、1年生で50首、2年生で50首、計100首を暗記。中3になると、復習の意味を込めて、定期テストごとに20首ずつ出題し、記憶を再確認します。そして、それまで培ってきた成果を披露するのが年1回の「百人一首大会」。授業では和室の畳の上で練習しますが、新年1月に行われる本番は体育館で一斉実施。各クラス6班ごとの対抗戦で、“腕に自信あり” の生徒が百人一首の札の数を激しく競い合います。

 

心を育てる読書

文章は「入学試験のために読む」という目的だけに慣れてしまっていませんか?実際に本校の入学試験に出題した問題文は、国語科の教員が受験生にぜひ読んでもらいたい作品として精選しています。合格後の入学説明会では、この入試出展作品を書物として紹介する目的と、さらに入学までに読んでほしい作品を加えた「読書リスト」を配布しています。受験での読書から「心を育てる読書」へ。入学後もHRでの「朝の読書」や、生徒がお互いの推薦図書を紹介する機会などを設け、人生の糧となる読書指導の充実を図っています。

 

理科

 

中学では、高校教育と大学受験を展望し、中学校の理科の内容を物理・化学・生物の専門教員が担当します。高校の内容も取り入れながら知的好奇心を刺激し、実験や観察を中心に、校外学習も含む楽しい授業で科学の心を育てます。

 

生命のナゾにせまる生物実験

高校の「生命の連続性」の授業では、実際にウニの未受精卵や精子を観察した後、受精させ発生の様子を観察します。受精膜の形成の瞬間には、生徒たちから驚きの声が上がります。また、同じ分野でDNAのはたらきについても学習します。ここでも3日間かけて、オワンクラゲのGFP(緑色蛍光タンパク質)遺伝子を大腸菌内へ導入して培養、大腸菌が光ることを確認します。ただ、実験の手順を追ってやるだけでなく、この実験の仕組みがどのように先端科学で利用されているのか、どのように我々に関わっているのかを理解しながら授業を進めています。

 

液体窒素を使って化学実験

私たちは普段いろいろな物質を見て、それだけがその物質の姿だと考えています。液体窒素による−196℃の極低温の世界では、見慣れた物質が全く異なる姿をしていたり、びっくりするような変化をしたりします。例えば酸素を詰めた風船付き試験管を、液体窒素の中に浸けるとどうなるでしょう? 風船はみるみるうちにしぼんで試験管の中には、淡い青色の液体が溜まります。この液体は何と磁石に引き付けられます。この他、コーラのペットボトル、ゴムボール、シャボン玉、マシュマロなどを液体窒素の中に浸けてどうなるか実験しています。

 

身のまわりの不思議な現象を扱う物理授業

どうして二酸化炭素が増えると地球温暖化になるの? CDやDVDはどういう仕組み? 空が青いのはなぜ? 私たちの身のまわりは不思議な現象や高度な科学技術で溢れています。富士見の物理では、授業を通して新たに学んだ知識をもとに、身近な物理現象や科学技術を紹介しています。そこから物理の楽しさを学び、最終的には自分で疑問を持てる観察力と思考力、そしてそれを自分で調べる実行力を持てるよう指導。また、工夫を凝らした授業を通して、「物理はおもしろい!」という気持ちを育て、その気持ちを弾みに大学受験に通用する力をつけていきます。

 

社会科

 

「社会科ってこんなに面白いんだ!」と生徒たちが思える授業を工夫しています。基礎学力の構築だけでなく、まず興味・関心を抱き、やがて自ら探求したいという意欲へつなげていくのが大きな目標。地理・歴史・公民の学習を通して、今自分が生きている社会の成り立ちを認識し、課題を発掘、自分ができる役割を希望を持って見出せる学びをめざしています。

 

中3 模擬裁判

毎年2学期半ばに模擬裁判を実施しています。生徒から裁判官・検察官・弁護人などの役を募り、現役の弁護士から指導を受けて、法廷を再現しています。生徒にとって、裁判で使われる言葉はかなり難しいものもありますが、プロジェクターで補足説明を映しながら、全員がしっかりと裁判の流れを追えるよう工夫しています。裁判はなかなか普段、体験しにくいものですが、こうしたことを通して、現状の社会問題に目を向けていくことが可能になります。

 

オリジナルの教材プリント

中学・高校、どの学年のどの授業においても、各教員がオリジナルで作成した授業プリントを使っています。高校日本史では、「原始・古代編」「中世編」「近世編」「近代編①〜③」「現代編」と冊子になっており、受験の際には、生徒たちは大切にその冊子を使って勉強に励んでいます。高校世界史では、授業プリント以外に「まとめプリント」があり、ただ情報を羅列しているのではなく、少しでも印象に残るように工夫されています。「卒業した今でも、ちゃんと取ってあります!」と言われるくらい、自慢のオリジナルプリントです。

 

課題を通じて得られるもの

昨年は、中1の夏休みに「各国の情勢を知ろう」という課題を出しました。これは、学校で習った国々に関するニュースを新聞などで調べ、その記事の要約と自分の考えをレポートにまとめる調べ学習。現在世界の各地域で起こっているさまざまな問題について、日本が何をすべきか、21世紀を生きる自分たちが心がけていくべきことは何かをそれぞれ考えました。このような取り組みには、各単元の基本事項をおさえることも大切ですが、一人ひとりが世の中で起こっている出来事に興味・関心の目を向けてほしいという気持ちが込められています。

 

芸術科

 

芸術科目には音楽・美術・書道の3 科目があります。いずれも表現力・創造力、さらには鑑賞する耳や眼を育む学びの場であることはもちろん、「美」に触れ、「楽」を味わい、「書」にひたり、心を安定させて人間的なやさしさを身に付ける教科として重視しています。主体的な活動を通して芸術を身近に捉え、その無限の魅力を味わえるように、各教員がそれぞれの個性を生かしながら授業を行っています。

 

機関誌の表紙デザイン

生徒会の機関誌、中学は「飛翔」、高校は「黎明」。それぞれの表紙に生徒のデザイン作品を抜擢します。中学は3年生が、高校は1年生が授業の一環で制作。それぞれ、生徒が投票を行い、1枚が実際に表紙として使われます。用途に合わせて自分のデザインを決めることで、独りよがりではなく、コミュニケーションとしての美術を体験するよい機会となります。また、「私も表紙に選ばれたい」という気持ちが、より制作を充実したものにさせてくれます。

 

家庭科

 

家庭科は、人間としての生活力をつけていくための大切な教科です。したがってカリキュラムは〔生活学〕の視点から、各分野の実習を数多く取り入れています。中学1〜3年と高校2年の4学年で学習しますが、重ねて学習することにより、生活に必要な知識や理解を深め、実習を通してものを作り上げることの楽しさを学びます。

 

プレゼンテーションによる発表授業

「情報」学習のまとめとして、中学3年では、プレゼンテーションによる発表授業を行います。学年課題である卒業研究の題材をもとに、5枚のスライドを作成。自分の考えをわかりやすく効果的にまとめる方法や、クラスの生徒の前で発表することにより表現力を養います。聞き手にとっても、題材はさまざまであり、学ぶことの多い授業になっています。

 

保健体育科

 

「生きる力」を養う教科、それが保健体育科です。学んだ内容、身に付けた体力はすべて日常生活に直結するものばかり。だからこそ、積極的に授業に取り組み、「体を動かすことって、楽しい!」そう思ってほしい。さまざまな種目を通し、心身の健康課題に気づき、生涯にわたり運動に親しむ資質や能力を育てるような授業展開をめざしています。保健の授業では、応急手当などの実習にも力を入れています。

 

沿線マラソン

中1では、冬季に持久走を取り入れています。ただ走るのではなく、目標を設定して楽しく走れるようにしています。校庭(1周200m)を走る距離を鉄道に当てはめ、どこまで走れるか目標の駅を決めて挑戦。コースは、池袋駅を起点に西武線と山手線があり、どちらかを選択します。ちなみに所沢までは24.8km、山手線は1周34.8km。自分の体調や走力に合わせ無理のないように行っており、生徒たちの目標達成の喜びは格別のようです。みなさんならどちらのコースを選びますか?